シリーズ沼尻
仙北&沼尻のキハ2401〜2402


仙北鉄道で主力気動車として活躍し、同鉄道廃止後は沼尻鉄道(実際には磐梯急行電鉄になってからですが)に譲渡され、晩年の旅客輸送の中枢として活躍した気動車。それがキハ2401〜2402です。
 昭和9年、日本車輌で製造された本車輌は、いかにも戦前派気動車らしく動力側台車が偏心型で、それがスチール製バケットと共に大きな魅力です。







模型製品ではその台車を細密なロストで新規に再現し(もちろん車輪はスポークです)、バケットも「簡単でハイディテール」というポリシーのもとロストを駆使して表現しました。しかも側面扉は開閉が可能という遊びごころまで加味して。

製品化にあたり仔細に調べたところ、2401と2402の相違点が数多く見つかりました。昇降用扉下部の凹みの枚数を始め、屋根水切の有無等々。しかも仙北から沼尻に譲渡された際に2402は他の沼尻の車輌に合わせてカプラー高を下げましたが、2401は何とそのまま使われていました。仙北と沼尻時代との相違点は、ドアー下の補助ステップの有無など枚挙に暇がありません。

そのような事から製品では、仙北と沼尻、2401と2402、都合4種類の形態で発売する事と致しました。
なお、仙北鉄道仕様の塗装済完成品では、紺+クリーム(一直線塗り分け)の旧塗装と、ライトブルー+クリーム(金太郎塗り分け)の新塗装の2種類の中からお選び頂けます。


ドアー上水切ドアー窓下凹部ドアー下ステップカプラーの位置
仙北のキハ2401あり2枚タイプ補助板なし高い
仙台のキハ2402あり3枚タイプ補助板なし高い
沼尻のキハ2401あり2枚タイプ補助板あり高い
沼尻のキハ2402無し3枚タイプ補助板あり低い



尾燈(駆動側)尾燈(付随側)尾燈そば小箱(駆動側)尾燈そば小箱(付随側)
仙北のキハ2401外寄り外寄り尾燈の右隣尾燈の右隣
仙台のキハ2402外寄り外寄り尾燈の下尾燈の下
沼尻のキハ2401外寄り外寄り尾燈の右隣尾燈の右隣
沼尻のキハ2402外寄り内寄り尾燈の下尾燈の下



正面窓のテスリ(駆動台車側)正面窓のテスリ(付随台車側)
仙北のキハ2401ありあり
仙台のキハ2402ありあり
沼尻のキハ2401ありあり
沼尻のキハ2402あり晩年は無し




トータルキット ¥19040 未塗装キット ¥33600 塗装済完成品 ¥44800 (4種類共通価格)



*トータルキットは発売中。未塗装キット・塗装済完成品も御予約を承っております。
*DCC用デコーダーを搭載される方は、一緒に超小型デコーダー(TCS製M1)も御予約下さい。価格
 は\3200です。塗装済完成品を御希望の場合は、取付工賃込みで\4000です。



本製品には車体標記が含まれておりませんが、トータルキットと同時にアルプスモデルから仙北の本形式を含む新しい標記インレタが発売になります。磐梯急行用社紋と併せて御予約ください。

製品では形態を重視するために朝顔カプラー・リンク・ピンが付属していますが、別売のKDカプラー(2両分¥735)を取り付けることも可能です。KD派の方は一緒に御予約頂ければ、同時に出荷させて頂きます。



「仙北&沼尻のキハ2401〜2402」キット組立講座