中標津の2軸客車
中標津の2軸無蓋車


                                  写真所蔵:森川幸一

官営鉄道が敷設され、徐々に全国の鉄道網が整備されていくにつれ、小さな私鉄も次々と産声をあげました。しかし、当時国産の技術力が未熟であったため、蒸気機関車はコッペルなどから、少し時代が経ってホイットコムやプリマウスといった舶来ガソリン機関車を導入して使用しました。しかし、それに連なる客車や貨車などは、冶金や大工仕事で賄えるために国内で製造されていました。そんな素朴な車輛たちは、北海道開拓民の生活用、および木材搬出を始めとする産業用として敷設された殖民軌道でも同じでした。
 そんな愛くるしい客貨車を形にしてみました。プロトタイプは根室殖民軌道のものですが、それこそ何処にでも居そうなスタイルをしています。ホイットコムの相棒として、また貴方の軌道で第二の人生を送る譲渡車として、活躍させてあげて下さい。



中標津の2軸客車


中標津の2軸無蓋車






模型化にあたっては詳細な実車の図面を基に、極力スケールで再現するよう努めました。そして、エッチング処理をされたプレス部品を駆使しつつ、適材適所に細密なロストワックスを散りばめる、といった当社流の設計ポリシーが貫かれています。

中標津の2軸客車   \8400 \12600 \16800
中標津の2軸無蓋車   \3600  \5400  \7200
 (左から、トータルキット・未塗装キット・塗装済完成品の順です)

 この製品でも別売でCD-ROMが用意されています。「簡易軌道写真帖U」とでも呼びたいような充実した内容ですので、道東の殖民軌道(簡易軌道)や模型製品をより深くお楽しみ頂くためにも、併せてお求めください。\2500

これらの品は完売になりました。有難うございました。(2009.10.05)




「中標津の2軸客車」キット組立講座


「中標津の2軸無蓋車」キット組立講座