木曽のホイットコムU
1〜3号機・原形
中標津のホイットコム・安曇木材仕様



ホイットコムとはプリマウスと並んで戦前を代表する米国ガソリン機関車の大メーカーで、東京においてもまだ自動車が珍しい頃に、帝室林野木曽支局や北海道の殖民軌道ではこのガソリン機関車を購入使用しました。輸入当時は同社製機関車の特徴である「掘っ立て小屋風の開放型運転室」を備えていて、窓枠やドアーすら無い状態でしたが、流石にこれでは居住性が悪いので、のちに様々な改造が施されました。ある機関車はサイドに、またある機関車は後部にドアーを付け、吹き抜けだった窓には窓枠を装着、場合によってはボンネットを改造して砂箱を装備したものまでありました。



木曽のホイットコム No.1〜3


木曽のホイットコム 原形


中標津のホイットコム


安曇木材のホイットコム



昨年製品化したのは記念すべき1号機となった機関車とその仲間たちですが、今回はこれに加え、輸入当時の姿を再現した「原形」、木曽とほぼ時を同じくして開拓民の足として導入された「中標津のホイットコム」、更に昨年、塗装済完成品のみの限定20両を製造して、瞬く間に売り切れてしまった「安曇木材仕様」もラインナップに加えての登場で、特製インレタも入っています。
 塗装済完成品は、木曽のヴァージョンでは各号機ともにオリジナルの黒一色、旧上松塗装、王滝塗装のいずれかからお選び頂く事が可能でした。中標津は黒一色、安曇木材はマルーンで屋根を黒くあしらってあります。
 今回はモーターをマシマ製カンモーターに換装してありますので、低速域での粘りある走行がお楽しみ頂けます。



この品は残念ながら完売になりました。


 

 

 




「木曽のホイットコムU」キット組立講座