木曽の頒布会U・第一回配布

上松のB型客車 No.17



「木曽の頒布会U」の初回配布製品は「上松のB型客車 No.17」です。このHPを御覧の方でしたら、「皆さんの工作台から」の山下さんの作品でも御馴染みの車輛ですね。
  B型客車には大きく分けて、運材台車を利用したものと、アーチバー台車を履いたものとがあります。前者はまた大型と小型とに分かれますが、後者は少数派なために1輌1輌が個性的です。今回製品化した車輛は、ドアーが点対称の位置にあるもので、上松のNo.14や王滝のNo.14とも異なる窓配置で、その意味でもアーチバーB客は興味が尽きませんね。また、このドアーは引戸ではなく、内側への開き戸。しかも巻本さんのアルバムからによると、ブレーキカバー側の窓ガラスは磨りガラスで、そこには非常用と書かれていたそうです。
  模型製品としては従来の製品と同じように、エッチング加工された真鍮板をプレス加工したものを中心に、ブレーキカバーやカプラー胴受をロストワックスで味付けしていく手法を採用。ですから、エッチングヌキパーツで構成された「へなへな感」のない、しっかりした作りに仕上がっており、他の客車同様にロングシートが備わります。なお、写真の見本には、当社で取扱っている、細かい表記が魅力のアルプスモデル製のインレタA(\840)を使用しています。
  トータルキットは出荷され、未塗装キット・塗装済完成品は追って出荷致します。



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「上松のB型客車No.17」キット組立講座