Chapter.6「線路の敷設と着色」の巻

 

さて、いよいよ線路を敷設します。プランではヤードが4本の予定でしたが、実際にレールを敷いてみて、これはスペース的に到底無理なので、実際と同じように3本にしました。正に机上論でしたネ(^^♪。
 ただ、出来るだけヤードの有効長は長くとりたいので、右端のポイント1基はそうと思わせるようにしてみました。
 あと、機関庫の奥には小さなターンテーブルがありましたが、これは作業量対効果を考えて省く事にしました。あくまでも撮影用のレイアウトですから、割とそういったところは割り切ります。
 また、駅舎の色についてですが、ネコパブリッシングで出版した「尾小屋鉄道」の表紙にあるい写真を見て薄いピンク色にしたのですが、その後、或るプロラボに勤務していらっしゃったお客様から「あれはフィルムの変色によるもので、実際には末期までクリーム色だったと思います」というメールを頂きました。
 確かにその方が書かれていたように地面の色もピンクっぽい感じで、それを見抜けなかったボクの手落ちですが、新黒田駅のように、尾小屋駅を題材に「いかにも尾小屋っぽい感じにしたかった」という意味では、色が違っていてもイイかな?とは思っています(^^♪。

 

線路を敷設したら着色です。ここいら辺はもう何も考えずに定石通りに作業を進めていきます。
 使う塗料はエナメル系のフラットアースで、これを原液のままレールと枕木と一緒に塗っていきます。レールの側面に塗り残しが無いか?注意しながら。

 

ホームの部分をマスキングしてからバラストを撒いていきますが、これもボクの定番でKATOの明灰色を丁寧に筆で均しながら出来るだけ均一に撒いていきます。

 

水に僅かな中性洗剤を垂らしたものを霧吹きで吹いて湿らせ、そこに木工ボンドを水で薄めたものをスポイトで落としていきます。
 中性洗剤を入れる訳は界面活性剤の役割で木工ボンド溶液が球にならずにサッと浸透させるためです。

 

バラストが充分に乾いたところで、大き目の方の機関庫にあるピットをカッターで切って開けます。

 

ピットを作ったら、レイアウトパネルの裏側に2mm厚のバルサで囲んでおき、底の部分も作って接着します。
 話は変わりますが、この段階で知人から頂いた写真を見ていて、駅舎の向かって左側には対岸に向けての橋があったことに気づきました。
 このように欄干まである様子なので、追加工事で作っておきました(^_-)。

 

バラストも充分に乾いたことですので、枕木の上に流れてしまったバラストをマイナスドライバーで取り除き、木工ボンドを撒いたことで何となく白くなってしまったこともあって、もう一度サッとフラットアースを塗っておきます。
 そしてシンナーで薄めたフラットアースをバラスト部分にも塗っておきます。
 とにかくこの段階ではフラットアース・フラットアースですネ(^O^)。