Chapter.2「まずは駅舎の製作から-2」の巻

 

さて、屋根の製作です。屋根板はいつも使っているA4方眼紙の台紙が厚みといいザラザラ感といい、ちょうど良い感じでしたので、これを使用。
 様々な本やネット上に公開されている写真を見ても、ホーム側は瓦葺棒という方法なのに(差し掛け部分も)、その他の部分は四角い鉄板を斜めに並べたような方法。
 瓦葺棒の方は5mmピッチでラインを入れておき、斜めの方はやはり5mmピッチで45度にクロスさせてラインを描いてからカッターで切れ込みを入れておきました。
 厚いバルサで正確な角度を出しながら補強を入れて、周囲には2mm角棒を貼っておきます。因みに下見板以外は総て木工用瞬間接着剤を使用していますが、木工ボンドと比べて固着が早いことと、水分による反りが防げる点が良いです。

 

とても目につく両端部は折り曲げた状態の屋根を測って、現物合わせで調整していきます。
 同じくエンドランスの部分も、稜線が水平になるように左のような試作品を作って微調整しながら寸法を出して、本チャンを切り出しました。
 

エントランスの屋根を接着すると、段々と雰囲気が出てきました(^^♪。
 稜線の部分にはラベルシールの台紙が適度に薄くてザラ感も良い感じだったので、これを3mmx2にカットして折り曲げて貼っていきます。

 

面倒なホーム側に瓦葺棒ですが、このときから比べると屋根にRが無いだけ楽でした。ただ、40本をひたすら貼っていくのは辛気臭かったですが(^O^)。
 ホームの差し掛けも同様にして作ります。
 

差し掛けの柱もエントランスと同様に1.5角と2.0角の組み合わせ、細い支柱は1mm角材です。
 これを「エイヤッ!」っていう感じで駅舎に接着(^O^)。屋根と差し掛けはMr.カラーのダークグリーンを塗りました。

 


それが乾いたらエナメルの黒を極く極く薄めたものをドライブラシ式に全体に塗っていき、今まではピンクでド派手だったものが大分落ち着きました(^^♪。
 煙突や通風口・電灯を付けて窓ガラスを入れます。そして駅名標やホーロー看板の類を貼り付けて、一応これで駅舎は完成!(^^)!
 フルに勤務時間+サービス残業を加えても5日間という思わぬ長い工期が掛かってしまいましたが、引き続き駅舎と隣接する背の高い物置の製作に入ります。