「小石を撒いて、レールを敷いて」の巻


先日の「川ウォッチング」のときに拾ってきた小石を使って、河原を作ってみました。熱帯魚などを扱っている店も事前に覗いてはみたのですが、思うようなサイズが無く、それならばタダの材料を、ということになりました。



 

まず、河原での採取作業。バケツにフルイ、小さなスコップを持参します。フルイはちょっと大きめの目のを持って行きましたが、最終的には3種類を使い分けてみました。帰ってから水で洗い、天日干しです。




これが出来上がった小石。微妙に色合いや尖り具合の違うモノが混じっていて、やはり天然のモノはイイですね。



 

次にレールを敷く下準備に、規格に則って3mm厚のコルクを道床に貼りました。正直に告白してしまうと、時々大きさというかスケール感の狂いに戸惑うことがあるんです。見ようによっては川っぺりの岩盤が巨大な岸壁に見えたり、せいぜい20mほどの川幅がグランドキャニオン(ちょっと大袈裟かな?)に見えたりして、スケール感が狂ってしまう。だもんで、自分に言い聞かせるためもあって、時々写真のようにHOjの車輛を置いてみたりして、感覚の修正をするようにしています。何でHOjのキハ20なのかって?そう、B客でもイイのですが、B客自体が小さいので、これまた感覚が狂ってしまうんです。考えてみれば、モジュールの規格、600mmという寸法にしても87を掛けると50mちょっと。20m級電車がホームに停まっている光景を思い浮かべてください。たった2輌の長さの中に、そんなに色々の情景を盛り込めるはずが無い。案外、こんな所が「らしく」作れるポイントじゃないかな?なんて思ったりします。



 

レールは規格通りPECOのフレキです。実はコード55の引き抜きレールを手打ちしようかな?なんても考えていたのですが、よーく考えたら、このモジュールの殆どの長さが枕木を作り直す橋なんですね。だったら安全走行が第一のモットーとするモジュールですから、今回はフレキを使うことにしました。今度、橋でないモジュールを作るときには是非チャレンジしてみようと思っています。
 レール部分はフロッキルの62番と63番を適当に塗って、枕木部分は26番を塗りました。今も書きましたが、橋の部分の枕木はところどころに元の枕木を残して、2mm厚バルサ板を2mm幅、長さ24mmに切り出したものに交換します。オリジナルの枕木を残す理由は、ゲージが狂わないようにする為で、新しい枕木を木工用瞬間接着剤で固定したら、それも交換してしまいます。歩み板は1mm厚バルサで作りました。