2016年度の製造予定


あけまして、おめでとうございます。
 毎年恒例の「大風呂敷」を広げる候となりました。
 どうやら皆さん、この大風呂敷を結構楽しみにして下さってるようで、年の瀬になると「来年はどんな大風呂敷を広げてくれるか楽しみにしています!」的なメールをよく頂きます(^^♪。
 まあ、寄席へ大笑いしに行くような、軽い気分でお楽しみ下さい(^O^)。
 なお、製品は総てHOeで、製品の前の番号は必ずしも発売順ではありません。


1.尾小屋のキハ1
2.尾小屋のボハフ7&8
3.木曽の酒井製7tDLU No.137
4.上松の凸型DLV(No.98&99)
5.頸城のホハ1&5
6.頸城のロキ1
7.問寒別の泰和製5tDLU
8.問寒別の日本鉄道自動車製客車U
9.浜中のミルクタンクローリー
10.浜中の運輸工業製自走客車U



何と去年の大風呂敷に書いた予定品は総てクリヤーして、更にそれ以外の製品もリリースした訳ですが、はてさて、今年はどうなるでしょうか。
 実はまだまだ書きたいものがあるのですが、あまりにも荒唐無稽だと飽きれられてしまうので、ほどほどにしておきましょう(^^ゞ。
(タイトルが赤文字の製品は、クリックすると該当ページにジャンプします)

1.尾小屋のキハ1
 今年から始まる尾小屋シリーズの第一弾は「尾小屋のキハ1」です。かつて他社からも発売されましたが、正直なハナシ、こんなにカッコイイ「尾小屋のキハ1」は見た事がありません。偏心動力台車の装備は勿論のこと、エンジン周りの充実感がこれほどまでにある製品が無かったからでしょうが、このキハの魅力を再発見した気持ちです。また、このシリーズでも頸城シリーズと同様に夏姿と冬姿で発売致しますので、それを選ぶ楽しさも味わって頂けます。


2.尾小屋のホハフ7&8
 尾小屋には多種多彩な客車が在籍しましたが、その多くは三重交通から譲渡されたものでした。当初はダブルルーフの木造でしたが、後に車体更新されてHゴム窓化され、イメージも大きく変わってしまいました。今回企画したのは古色蒼然とした木製合造車で、塗装済完成品では三重交通から譲渡されて旧色(ダークグリーン&クリーム)のまま使われていた時代も再現できるようにしました。ホハフ7と8とは、窓桟の有無などで微妙にディテールが異なるのも魅力で、この車両の為に特徴ある台車も新規作成致します。


3.木曽の酒井製7〜8tDLU No.137
 昨年末から受注開始致しましたが、林鉄シリーズは今年は7〜8tクラスの充実を図ります。137号機はグラマラスなボディーにバックミラーを装着した姿が魅力的で、トルコンを装備していた為にラジエターの前に銀色に光るオイルクーラーが目立ちます。これは有り合わせのパーツでボクがスクラッチビルドした作品ですから、製品とは若干異なりますが、イメージとしては掴んで頂けるのではないでしょうか?また、この137号機と同時に、動輪軸箱が可動になりヴァージョンアップした84号機や107号機・王滝村営7tDLも10年ぶりに再生産致しますので、前回お買いもらしになられた方はお楽しみに。


4.上松の凸型DLV(No.98&99)
 この人気機種も前回製造したのが10年前ですから、久しぶりの改良再生産になります。これはもう何処かに手を加えるといった必要のないほど完成された製品ですが、今回は動輪軸箱が可動になりヴァージョンアップしました。シーズニングモデルの先駆けとなった製品ですので、98号機・99号機で各々春秋仕様・盛夏仕様で製造致します。


5.頸城のホハ1
 頸城シリーズの客車も順次製造していきますが、まずはホハ1です。頸城のホハは5両ありましたが、2と3は木造羽目板のまま晩年まで残っていましたが、このホハ1は側面と妻面が鉄板張りに更新され、製品ではその姿を再現しています。この製品においても夏姿と冬姿で発売致しますので(最近、夏姿の魅力を御理解頂ける方が増えました)、それを選ぶ楽しさもあります。ぜひホジ3に牽かせてやって下さい。


6.頸城のロキ1
 この特徴豊かなロータリー車も製品化致します。ローター部分は木曽のロータリーDL No.120などと同様に表情豊かなロストワックスで再現致しますので、メリハリのある木造車体との絶妙な風味を醸し出してくれるでしょう。


7.問寒別の泰和製5tDLU
 この機関車は1997年に一度発売してからですので、実に19年ぶりの発売になります。当時から詳細な図面が手元にあったため、また、当時からハイディテールの製品でしたので、基本的にはそのままの再生産となりますが、前後のカプラー部分がKD仕様ではなく実車同様の外観となり、集電方法の改良などヴァージョンアップをしての再登場です。後に御紹介する客車と組んでお楽しみ下さい。


8.問寒別の日本鉄道自動車製客車U
 これも5tDLと同様に19年ぶりとなりますが、当時は見つからなかった図面が発掘されましたので、スケール通りでの製品化となります。したがって全く新規の設計となりました。当別線から移管されたままの姿で「幌延簡易軌道」のレタリングが入った姿と、窓がHゴム化され床下に暖房装置が装備された姿の2通りで発売されます。また、ここには書きませんでしたが、「問寒別の有蓋貨車」や「問寒別のミルクカー」も改良して発売致します。


9.浜中のミルクタンクローリー
 浜中にはゴンドラ型のミルクカーの他に、タンクローリーも活躍していました。このローリーは別海のそれとは違って、タンク部を吊り上げてトラックに積み替える方法ではなく、タンクローリーを直接工場まで引き込み、ホースで生乳を排出する方法でしたので、吊り上げ枠が無いのが特徴でした。つまり浜中にはゴンドラ編成と、ローリー編成による2往復の輸送方法があった訳で、いかに浜中町が酪農大国であったかが偲ばれます。外観図では表現出来ませんでしたが、タンクの外板はエッチングで模様の入ったものになり、かなり充実感のある製品となります。


10.浜中の運輸工業製自走客車U
 これは昨年末から受注開始をしている製品で、1月中にはトータルキットが出荷となります。浜中の運輸工業製自走客車も同時に再生産致しますが、似て非なる妙味をお楽しみ下さい。




*また、今年から「スーパーワーゲンシリーズ」と銘打って、通常の塗装済完成品とは別に、手加工の
 パーツを取り付けたり、塗装に凝ったものを企画しておりますので、こちらも御期待ください!(^^)!



*勿論これ以外にも定番商品たる「各種運材台車」や「浜中のミルクカーU」などは再生産を重ねていきますし、状況によっては
 上記以外の軽い製品、新しいタイプの運材台車や貨車などが発売される可能性もございます。


本年度も昨年同様何卒宜しくお願いいたします。