「山桜を作って出来上がり!」の巻

 

 

翌朝、近くの小学校に桜を見に行きました。実際に現物を見ると、イメージしていたのとは違っていたことに気づきました。幹は二股に分かれて斜めに伸びていき、枝も途中から方向転換するようになっている部分もあったりして。現物を見ることの重要さを痛感しました。

 

あのウッドランドの幹って全く感じが違うじゃん、とか云いながら、もりこーは腕によりを掛けて、電線から幹を作ってくれました。そんな作業中に、お得意様の山下さんが遊びに来られました。彼は森林組合に勤めていらっしゃるので、木のプロです!
 山下さんにウッドランドの幹をお見せしたら、「こんな広葉樹は見たことがないですね」と仰り、「背骨がまっすぐに通っているのは針葉樹だけですよ、針葉樹は上へ伸びて太陽を浴びることしか出来ませんが、広葉樹は針葉樹よりも進化した植物なので、陽のある方へ陽のある方へと幹も曲がっているものです」と。凄いタイミングで遊びにいらっしゃったものです!ラッキー!

 

もりこーも俄然力が入った様子で、出来上がったのがこれ。けっこう感じが出てますよね!木の色というのは種類によって違うものだそうで、桜の幹はかなり白っぽい感じがする、と云いながら濃い灰色を塗って、刷毛で触るような感じで薄い茶色をサッサッと塗っていました。
 さあ、桜の花をどうやって表現したら良いか、またしても二人で思案。もりこーも桜は作ったことが無いそうで、困り果てていました。そこへ山下さんの来訪ですから、藁をもすがるような気持ちでアドバイスを頂きました。その答えがピンク色のコットンです。これを小さく千切って枝に貼っていくとどうでしょう、というのです。彼がまだいらっしゃるうちに、近くの100円ショップに買いに行ってきました。

 

夕食後、工作の再開です。写真を見ながら綿を枝に付けていきましたが、これも難しいものですね。それでも何とか出来上がったのが右の木です。コットンを接着してから、塗装室でもりこーがピンク色をところどころ塗ってくれたのですが、写真では判りづらいですね。

 

このモジュールのプランを二人で考えたときから、「満開の桜の花びらが湖面に散ったところを表現してみたい」というのがあったのですが、いよいよその段階にきました。桜の花びらをどうやって表現するか、またもや難題です。私のアイデアで「でんぶ」を使ったらどうかしら、ということで翌日スーパーに買いに行き開封してみましたが、思わぬ落とし穴が待っていました。でんぶって鱈の加工食品なのですが、湿っぽいのです。フライパンで焙ってみたら焦げ付いてしまうし、電子レンジでも同じ。日向に置いておいても一向に乾かないし・・・。
 そこでもりこーが考え付いたのが色鉛筆です。ピンクと白の色鉛筆の芯をカッターで削りだし、これをブレンドしました。これだったらサラサラだし細かいし。ようやく打開の目途がつきました。

 

水面に木工ボンドを塗って、それから色鉛筆の粉をパラパラと撒いて、ようやく出来上がりです!
 調子に乗った彼は、地面から浮き上がった根っこを表現してみよう!と言い出し、また電線を捩って半田付け。さすが!イイ感じに仕上がりました!






もりこーという良きアドバイザーが居たからこそ出来た私のモジュールですが、こうして出来上がってみると感慨もひとしおですね!今でも食堂の片隅に飾ってありますが、お料理の合間にちょこっと見に行ったりして、喜びをかみ締めています。
 ベテランの皆さんのようにはいきませんでしたが、そんな私のモジュール。軽便鉄道模型祭に持って行きますので、よろしかったら御覧になってみてくださいネ。