バテロコ 「バテロコ」とはバッテリーロコの略で蓄電池機関車です。 使用されたのは鉱山が多かったため、エンジンによる排気の問題などからこの手の機関車がよく使われていました。 この製品も「なべとろ」と同様に何両も欲しい車両ですから「組み立ては至って簡単でありながらハイディテールのもの」というコンセプトで設計をしました。 見本を組み立てていても1両あたり30分も掛からなかったように記憶しています。 そんな魅力あふれる「バテロコ」の楽しさを、この組立講座から感じ取って頂ければ幸いです。 第1回 1.まずバッテリーの後方、ジャンパ栓の蓋を少し持ち上げて穴が見えるようにしておきます。 2.ブレーキハンドルの穴をφ0.5mm、台枠の椅子取付用の穴をφ1.1mm、コントローラー取付用の穴をφ1.6mm、前後のカプラーピン用の穴をφ0.8mmのドリルで一応サラっておきます。 その後でハンドルと椅子を瞬間接着剤で止めます。椅子の湯口は台枠の下面でツライチに仕上げておきましょう。 3.コントローラーの配線を写真のように曲げておき、台枠にバッテリーを仮に乗せてみてから、コントローラーを台枠にセットして、この配線がバッテリーのジャンパ栓の穴にチャンと入るように調整します。 この段階でコントローラーは接着しませんが、湯口は台枠の下面でツライチに仕上げておきましょう。 これで工作はとりあえずオシマイです。 第2回 1.バテロコというのは台枠部分とバッテリー部分が別個になっており、コントローラーからの配線がバッテリーのジャンパ栓へ結ばれるような構造になっています。 つまりデジカメと同じように、予備のバッテリーを充電している間に別のバッテリーを載せ替えて使っている訳です。 そんな雰囲気を演出するように、台枠とバッテリーとを違う色に塗ったりもしてみました。 全部の部品をMWC-53 MWプライマーで下塗りしてから、黄色はMWC-13 ダークイエローで、オレンジ色は市販の近鉄用オレンジで、コントローラーはMWC-02 ディープブラックで塗りました。 コントローラーの上部はプラカラーの銀色で塗り(但し、ハンドルの握り部分は黒のまま)、椅子の座面は同様にライトブルーで塗りました。 この段階でバッテリーやコントローラーを台枠に接着します。 2.ヘッドライトケースにリムとレンズを接着してから、MWC-09 クリヤーにMWC-10 フラットベースを好みで加えたもので艶を整えておきます。 あまりピカピカで綺麗なのもナニですから、プラカラーの艶消しブラックを極く薄く溶いたもので汚してみました。 3.付属のナンバーディカールはお好みで使い分けて下さい。作例では「アルモデル製の人形」を乗せてみました。 4.別途購入を頂くKATO製動力は写真のように加工して、車輪の外側は黒く塗っておきます。 車体にはカーペット用などの強力両面テープで固定して出来上がりです。 5.予備のバッテリー(別売)は充電中ということで、積み重ねておくと良いでしょう。 |