キット組立講座


代燃装置セット


「細密なディテールを簡単な工作で」というポリシーは当社が一貫して考えている事ですが、この製品もそのひとつ。
 実車の写真を見ると何やら複雑な構造で、「こういうのがあったら面白いのにな」と思っておられた方は少なくないのではないでしょうか?
 それを細密なロストワックス技術を駆使することによって、どなたでも手にする事ができるようになりました。
 そんな「代燃装置セット」の魅力をこの組立講座から感じ取って頂ければ幸いです。


1.まずベース板にボイラーを半田付けしてから、ろ過機を半田付けしますが、その向きには注意して下さい。
 外観図や写真のようにボイラーの焚口戸は手前に、ろ過機の丸いポッチも手前を向くようにします。このようなロストワックスを半田付けする際には、ベース板と接する部分を綺麗に磨いておくと半田の流れが良いでしょう。


2.次に冷却管を半田付けしますが、湯口をギリギリまでカットしてからベース板と組み合わせてみて、配管がボイラーやろ過機の穴に入るよう微調整をしてから半田付けします。



3.ブロアーを半田付けしますが、管継手の先を少し曲げておき、ブロアー本体が正面を向くようにしてベース板に半田付けします。
 ここでベース板の裏側はツライチになるように綺麗に仕上げておきます。



4.エンジン配管をろ過機の上に半田付けしますが、その向きは外観図や写真を参考にして下さい。



5.塗装は簡単です。定石通りにMWC-53 MWプライマーで下塗りをしてから、MWC-02 黒で全体を塗り、好みでMWC-10 フラットベースを混ぜたMWC-09 クリヤーで艶を整えます。
 ボイラーは熱によってサビやすくなっているハズですから、タミヤの「ウェザリングマスター」の赤さび色で仕上げてみました。
 


6.出来上がった代燃装置を「根室拓殖のかもめ号」のデッキに載せて、エポキシ系接着剤で固定します。
 もちろん「かもめ号」専用の製品ではありませんから、アイデア次第でDLなどに載せても良いでしょう。
 







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