キット組立講座

林鉄シリーズ
ガソリン給油車


「何処の林鉄にでも居そうな車両を」という軽い気持ちで作ってみました(^v^)。
 機関庫のある所には給油施設がありますが、山奥の作業場で給油する事もあり、はたまた集材機に使用するガソリンも給油してやらないといけません。
 そんな時に活躍するのがガソリン給油車です。
 機関庫の脇に置いても似合うでしょうし、雑貨車の編成に組み込んでも変化が出て楽しくなります。その使い方は皆さん次第という感じですネ(^_-)。
 そんなガソリン給油車の魅力を、この組立講座から感じ取って頂ければ幸いです。



第1回
1.まずはタンク部分の組み立てから始めます。これらタンク部分は半田付けではなく瞬間接着剤で組み立てます。
 最初にタンクに給油口を接着しますが、小さな穴がハッチに空いていますので、それが目立たないよう内側を向くようにセットしましょう。
 次にポンプ部分をタンクに接着します。これは向きがありますので、バラシ図をよく見て間違えないようにしましょう。そしてホースを接着しますが、最初に基部のボスを気持ちカットしてから接着します。充分に乾いたら、ホースを放物線状に曲げながらポンプ上の円盤に空いてる小穴にノズルの先を差し込んで接着します。これまた充分に乾いたら、円盤の上を平らにヤスって仕上げます。ホースは気持ちタンクから浮かせておいた方が、あとで塗装する時には良いでしょう。



2.タンク支えを組み立てます。平らな板の上にプレス部品を置いて、それを跨ぐように支えをH型に半田付けしますが、それぞれ目一杯外にセットするようにします。試しにタンクと組み合わせてみて、支えの溝にタンクのバンドがチャンと入るかどうかを確認しておきましょう。



3.この支えとタンクを接着しますが、ポンプ部分が垂直になるように注意しましょう。またタンクには向きがありますので、これも注意します。タンクの下側に小穴がありますが、これと支え板のネジ穴との関係を写真をよく見て確認しましょう。

 


第2回
1.台枠の組み立てです。まず主台枠に軸受メタルを半田付けします。この部品がある事で格段の転がり特性が良くなっています。



2.中枠の組み立てです。まず中枠にエンドビームを半田付けしますが、本来でしたら中枠のピンがエンドビームの小穴に入るようになっているのですが、鋳物の精度上から不本意ながらこれは叶いませんでした。中枠のピンはあっさり削ってしまい、平らな板の上で写真のように半田付けします。
 次にブレーキテコを素早く半田付けしてから、テコの小穴にブレーキ軸を差し込むようにしながらブレーキポストを素早く半田付けします。
 


第3回
1.総ての部品をMWC-53 MWプライマーで塗ってから、総ての部品をMWC-02 黒で塗ります。そのあとタンク支えのプレス部品を8mm幅にカットしたテープでマスキングをしてMWC-15 赤を塗ります。
 そのあとホースを黒のプラカラーで、ポンプ上部のゲージとホースのノズルを銀色のプラカラーで塗ってから、火気厳禁のインレタを転写します。



2.MWC-10 フラットベースを好みで加えたMWC-09 クリヤーでコーティングしますが、タンク部は艶を出して、台枠は艶を落とした方が良いでしょう。
 塗料が乾いたらゲージのガラスケースをエポキシ系で接着して、更にその上に蓋を接着します。ガラス部分はプラカラーのクリヤーを塗っておくとグッと良くなるでしょう。
 また、薄く溶いたプラカラーの艶あり黒でガソリンの垂れなどを表現すると、よりグッと良くなるでしょう。


3.下まわりは車輪を組み込みながら1.4x2mmビスで台枠を組み立てて、ブレーキシューをエポキシ系で接着しますが、タンクと2mmビスで止めてからの方が良いでしょう。
 最後に軽くMWC-17でウェザリングをして出来上がりです。

 










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