「田圃に水を張って」の巻

 

1月23日
今日は田圃に水を張る予定だったのですが、土曜日ということもあって遠方から来客が数組あり、結局作業を開始したのは夕食後になってしまいました。商売第一!
 皆さん連載中のレイアウトが見られるとは思わなかったようで、興味深気に御覧になって楽しんで行かれました(^^♪。
 まずは田圃の地面に地面色たる茶色(とは言っても例のフラットアースですが)を塗ります。これは薄く溶かずに濃い目にして木目が出ないように留意します。
 それが乾いたらフィールドグレイ(ドイツ軍の軍服の色)を少し薄めに溶いたものを塗ります。ただ、田圃の縁に近い方はあまり塗らずにおき、土が見えるような感じに仕上げておきます。水を流し込んでからではどうしようもありませんから、この塗装は完全に乾くように翌朝まで待ちます。

 

1月24日
これが出来上がった田圃の地面です。色のニュアンスはお判り頂けるでしょうか?
 水の材料は毎度お馴染みの「デブコンET」です。主剤と硬化剤を合わせて1.2リッターで\11,550もします!考えてみたら\1,000/100ccもするわけで、まるでよく効く風邪ドリンクみたいな値段ですね(^^ゞ。その透明性は抜群だし、扱いやすさも良いことから、ボクが一番気に入っている水の材料です。
 そのままではガラスのように透明になってしまいますので、ほんの僅かに水性インクを加えます。

 

今回は目分量で200ccを作ってみましたが、結果的にはドンピシャの量でした。平面的な田圃は安上がりでイイですね!これが濁川線モジュールなんかは1.2リッター全部を使い切ってしまったんですから高くつきました(^^ゞ。
 ただ、ここでチョットした失敗!硬化してくるに従って、色が段々と濃くなっていくことを忘れていたんです!あ〜、最後に使ったのは三浦湖モジュールの時だったから、もう1年半も前になるしな〜。
 この段階で「おお、希望する色合いになったぜ!」なんて思っていたのですがネエ・・・。
 養生のために貼っておいたガムテープから流れ出さないことを確認して、昨日から松本城で開催されている「氷彫フェス」に写真を撮りに行ってきました。

 

 

夕方に帰宅後は撮影したネガを暗室で現像。これが乾くまでの時間を利用して、塗っておいた人形を適当に(実はよーく考えた末の位置決めなんですが)配置します。
 人形の足にはφ0.5mmの真鍮線を植えてあるので、地面にも同じ径の穴を開けて差し込み接着します。塗装するときにも便利だし、固着するにも具合が良いので、いつもこのようにしています。こういった時にも、地面がバルサというのは穴が開けやすくて便利です。
 人形と云えば、田圃が半乾きのうちに農家のオジサンとオバサンを立たせました。


田圃に張った水が完全に硬化するまでに当分掛るでしょうから(気温の低い冬場だから半月や一カ月は掛るかな?)、明日は一週間前から撮り溜めた、トラック車庫の製作以降の写真整理をしながら記事を書くことにしましょう。
 デブコンが畦道をだいぶ這い上がってきちゃってますネ(^^ゞ。これは完全に乾いてから修正してやりましょう。