「ホーム上屋は目立つので」の巻


1月8日〜13日(10日と11日は半分ずつオフ)
バラスト関係が乾く間に、ホーム上屋を作りました。プラン図を見てもお判りのように、この上屋はモジュールの真ん中にどーんと位置し、とにかく目立つこと必定。ですから手抜きはできません。
 とはいえ、与えられているのは数カットの写真と角材程度。考えている暇があったら手を動かせ!の例えの如く、とにかく図面を引いてみました。
 車輛の屋根の上まで掛るような幅、屋根の傾斜角は写真に分度器を充てて測り、そんなこんなで倍寸の図面を起こして50%縮小コピーを掛けて材料の切り出しを始めました。

 

主な材料は1.5mmのヒノキ角材。補助柱は1mm角です。これをコピーの上に置いて切りだして、接合部分の斜めカットなども仕上げていきました。また、柱の根元にはφ0.8の真鍮線を埋め込み、ホームへの固定用としました。
 昔はこういった作業はひたすら木工ボンドでやっていたのですが、最近は木工用瞬間接着剤があるので作業も迅速になり、しかも安くなったので気兼ねなく使えるようになりました。

 

てきぱきと作業を進めていったのですが、止まった部分があります。両サイドのRになった支柱です。う〜ん、どうやって作るか・・・。
 そこでハタと思い出したのが輪っぱを作るときの話。確かヒノキ材を熱湯で温めていた(煮ていた、だったかな?)のを思い出したんです。ま、とにかくやってみよう!ということで事務所のストーブに乗っていたヤカンを拝借して器に熱湯を入れて、1mm角のヒノキ材を温めながらジワジワと曲げていってセロテープで止め、ストーブの前に置いて乾燥させてみたんです。
 乾いたようなので恐る恐るセロテープを剥がしたら直線に戻らない!やったぜ(^^♪。

 

両端はどうしても直線っぽくなっているので良いとこ取りをして、またコピーの上に置いてカット&ペイスト。嬉しかったですねえ、こういう時は(^O^)。まさに思うつぼって感じです!
 次は上屋両端の飾り板。これは0.5mm厚のバルサ(東急ハンズなんかに行くと、最近はミリ単位だけでなく、0.5mmや1.5mmなんかもあるんですね!いつかの為に買っておいたのですが、ようやく今回役立ちました。しかもこれらの薄いものは「ハード」「ミディアム」「ソフト」とあって工作もしやすくなりました!)をコピーした用紙を貼り付けて切り出したあと紙を剥がし、2mm間隔でマイナスドライバーの先で溝を入れてやりました。

 

所定の位置に接着したらピッタリ!ニンマリです(^O^)。木工が終わったので今度は色塗りです。タミヤのライトブルーを薄く溶いたものを塗り重ねていき、段々と上屋の完成が近付いてきました!

 

屋根の下板として黒く塗っておいたボール紙を接着して、エコーモデル製「雨ドイセット」の「じょうご」を柱にピンで止めていきます。こういったパーツも今では販売されているので、レイアウト製作にとって良い時代になったものです(^^♪。
 因みに小さな上屋はホームが段になった下の部分に付くもので、V字型ではなく片勾配の差し掛けになっています。


屋根の凹んだ真ん中にエコーモデルの雨樋を貼り付けてから、やはりエコー製の波板を切り出して貼り付け。昔から発売されているこの波板をカットするのに、皆さんはどうされているのでしょうか?ボクはカッターで何回も傷を付けて、最後はパチンと割り切っていますが・・・。
 屋根の色は全く窺い知れませんので、好みで緑色に塗り、錆びた感じのウェザリングを強めに施してみました。
 長さ33cmの堂々とした上屋が出来上がってみますと、確かにポイントとなるだけに結構立派な感じで大満足(^^♪。この勢いで向こう側の待合室も仕上げてしまいましょう!