Chapter.12「農業倉庫の製作-2」の巻

 

意外と面倒なのが4辺にある補強部分ですが、これも3mm厚のバルサから所定の寸法に切り出しておきました。
 はてさて、これにどうやって上手く紙粘土を貼るか、大いに悩みましたが、一遍に3辺に紙粘土を貼ると雑になるような気がしたので、1辺ずつ工作することにしました。

 

 

瓦屋根の製作でして、素材は例によってエコーモデル製。
 4面から屋根に向かって斜めに立ち上がる部分も仕上げておいて、屋根瓦の奥行というか斜めの部分の長さを正確に出してから、流石にこれほど大きな屋根になると2枚では足りないので、4枚を使って切り継ぎ。
 裏打ちとして1mm厚のバルサ板を貼り付けて、しかも屋根の角度に合わせた補強板を8mm厚のバルサから3枚作っておきました。
 この段階でレイアウトに土を撒いたときに困らないように、しかもこの倉庫は撮影のために取り外しできるようにしたいので、倉庫の内法にピッタリはまるような10mm厚のバルサを付けた土台を作ってレイアウトパネルに接着しておきました。
 ここ頃になると斜めの補強部分は完全には乾いていないものの加工できるほどになっていたので、余分な部分をカットして、最後の断面部分に紙粘土を貼り付け。
 斜めの補強部分に貼った紙粘土も乾いていたので、これを貼り付ける部分の紙粘土をカッターで除去しておいき、木工用瞬間接着剤で固定。

 

塗装は当社のMWカラーのDL用グレーを薄く溶いたもので、これを何度も染めるようにして塗装。
 屋根は光沢のある黒を塗り、瓦屋根特有の高級感を出しながら、僅かにタミヤのウェザリングマスターで汚してみました(^^♪。

 

 

そして画竜点睛の扉と通風窓やヒサシ、立派な看板を貼り付けて完成です(*^^)v。
 こうやって出来上がってみると、石積みのLの字型をチマチマと押した紙粘土の苦労も、どこかにすっ飛んでしまいます(^O^)。