*このMCは城東電軌(自由形を作る時の当社の社名です)林務部工務課1号といい、工場の入れ換 え、配給部品の搬送などに使用します。今日は、先日オイルパンを割って、エンジンを焼き付かせた 酒井のエンジンを、ふもとの町にあるボーリング屋に運ぶところです。 *この車両はNo.18のエッチングキットを改造しました。元々近代的なデザインの車両なので、如何に 野暮ったく出来るか工作してみました。それと、屋根を取るのがなにやら流行っているようなので、 便乗してみました。 *まずヘッドライトの移設、屋根の短縮(大分歪んでしまいました)、アオリの裏打は木目を表にしま した。給油口はキャップを紛失して、普段は軍手を被せてある、という設定です(現場の車両ではよ く見かけます)。ドアもスライドから開きに変えて、雨どいも大きいものをつけました。 *荷台のエンジンは先日分売して頂いた旧製品のエンジンに、オイルパンとクラッチハウジングの取り 合いを追加しましたが、盤木がじゃまでよく見えません。 *動力は関水のBトレイン用を解体、転用しています。結果、ずいぶん車高が上がってしまいました。 基本的にはエッチング板を使って組み立てたものですが(ボンネットやカプラーは付属している部品です)、キットの組み立てとは違い、総合的な模型の知識が必要になります。例えば、動力装置はどうしたら良いかからはじまり、この部分にはどんなパーツが使えるか、自作するには何を使えば良いかなど。鵜藤さんは動力装置にBトレ用を使用してアレンジされました。あおり戸のチェーンが効いていて、ヘロヘロの屋根板が良い感じですね。ほど良いウェザリングが効いていて、機関庫の脇や工場の引込み線に置いてあげると、お似合いの感じです。 |