木曽のモーターカー改造コンテスト参加作品

増田秀長さんの作品

レイル・イセッタ



 



*当軌道で1台小型巡視車が必要になり、ヤードのすみで朽ちていた「岩崎製小型モーターカー」を再
 生しようと試みたが、ボディは錆でボロボロだったため、どうにか使えそうな下回りにあり合わせの
 エンジンを載せ、工場長がどこかの(車の)廃車置き場から「イセッタ」の廃車体をもらって来て被
 せ、雨風除けにしましたとさ。
*昨年のワーゲン祭記念商品である「岩崎製小型モーターカーV」の下回り全般とフロントシートを使
 用して、いにしえのIMU製イセッタのボディを被せました。全長はピッタリですが巾が合わなかっ
 たので、ボディの内側を少し削り嵌め込みました。ボディにはチョコチョコ下手な色差しを施してあ
 ります。
*分かりづらいですが、リアにエンジンぽい何かのロストパーツを載せ、排気管をリアから左出しして
 あります。全体に少しキツメにウェザリングして完成です。ただ、車内高が低くて、今のところ無人
 なのが残念です。
*本当は車内スペースが生まれたので、モーターライズ出来れば最高なのですが、ちゃんと走らせる自
 信も技術もないし、普段は庫の中で惰眠を貪り、たまに本線に出る時は「明延のわかば号」に押され
 て活躍しています。
*個人的には、ボディと床板のバンパーとの位置関係がバッチリ決まり、ここが一番のお気に入りで
 す。



ファイヤー・モーターカー(通称:ファイモ)



 



*地球温暖化のせいか、はたまた良からぬ奴が増えたのか、最近当軌道の沿線施設や森林において火事
 が頻発し(だから、イセッタの巡視車も必要になりました)、急遽ファイヤー・エンジンならぬファ
 イヤー・モーターカーを仕立てました。
*こちらは「岩崎製小型モーターカー」のホロ・リヤシートを取り去り、リヤのスペースに散水ポン
 プ・ホースを積載して、有事の際には現場に急行します。
*お陰でオープンになってしまいましたが、その方が作業がし易いですし、有事の際に雨風などと言っ
 ておられませんので良しとします。
*火事現場の近くに水場が無い場合に備えて、給水車を従えて赴く事もありますが、こちらは消火専用
 車と言う訳ではなく、普段から水利の悪い各作業所などに給水して回っております。
*昨年のワーゲン祭記念商品である「岩崎製小型モーターカーV」のホロとルアシート以外を使用し
 て、空いたリヤスペースにドイツはヴァイキング社製散水ポンプとホースを積載してあります。
*塗装はやっぱり「赤」しかなく、シート以外赤一色塗りですが、あまり汚しておりません。一応古い
 ながらも手入れが行き届いている、という設定だからです。
*火事現場の近くに水場が無い場合に備えて、従えて行く給水車は上記のように普段から酷使されてお
 りますので、そこそこ汚してあります。