Chapter.1 まずは製材所を見学に行くの巻



さて、皆さんは製材所と聞いて、どのような情景を思い浮かべますか?「大草原の小さな家」のお父さんが働いていたウォールナットグローブの会社?「北の国から」の中畑木材?人によりまちまちでしょうが、そこにどんな物があるのかは、案外判らないのではないでしょうか?実際僕がそうでした。何となくイメージとしては判っているつもりでも、いざ模型化しようとすると、困ってしまうのです。ならばという事で、雪に埋もれてしまう前に取材に出掛けてみました。都合が良い事に、当社の近所には「安曇木材協業組合」という製材所があります。

写真をクリックして大きいサイズで御覧ください。


入り口周辺には

何故か入り口に置かれたガソリン計量器。事務所は木造モルタル作りです。



第一段階

一番左の写真のように台に載せられた原木は、まず樹皮を剥くことから始まります。



第二段階

皮を剥かれた木は加工場前に置かれて、次なる加工を待ちます。
不恰好なものは選り分けられて、小さく加工されたりします。



第三段階

縦にカットされていきますが、この段階で長短にもカットされます。



第四段階

更に薄くスライスしたり、チップにしたり加工されます。



第五段階

おが屑は焼却炉で処分されます。何だか勿体無い。模型に使えないかな?



第六段階

出来上がった製品。角材は「上物用」と「土木用」とに分けられているのが判ります。



次回は機関車を使った製材所として「松本製材」を題材として検証してみますのでお楽しみに。