JAM2005搬入日あれこれ


王滝村のイベント・秋の模型祭と並んで、一般公開運転会となるJAM。その搬入日・8月18日の模様をお伝えしましょう。この記事をUPする8月20日は会期真っ只中。21日の最終日にはまだ間に合いますので、是非遊びに来てみませんか?



 

倶楽部の居城になっているのは中野カルタゴ。搬入は12時からを割り当てられているので、ここに搬送班は10時半に集合です。モジュールの追い込み・調整に徹夜が続いているシェフこと畑中さんは、流石に眠たそう。他のメンバーもモジュールの整備や車輛の調整に追われ、睡眠不足ぎみのようです。かように公開イベントというのは過酷なプレッシャーが掛かるものです。ましてや、毎回新しい試みをしている同倶楽部では、いつも自分達を追い込んでいるようなもので、その結果を御覧になる皆さんとは全く立場が違います。会場にいらっしゃって頂いたお客様に、いかに楽しんで頂くか。それが会員の楽しみにもなっているのです。しかし、それだけに上手くいった時の感動、会期を終えたあとの充実感は、格別のものがあります。コンサートで一番楽しんでいるのはミュージシャンだったりするのと、ちょうど同じですネ。

 

 

さて、まず会場に着いたらテーブルの並べ替えとレベル出しです。このレベルが一定でないと、モジュールの繋ぎ目に無理が掛かったり、アジャスターで吸収できないような段差が出来てしまうからです。レベルが出せたらテーブルのモケット貼り。経費節減のためエアコンを切られている会場は、まるで蒸し風呂。くりしま会員が用意してくれた冷たい麦茶で水分を補給しながら、首タオルで体育会系倶楽部丸出しです。

 

 

毎回持ち込むモジュールは違ったりしても(毎回誰かが新しいモジュールを持ち込むので)、そこは慣れたもの。モジュルの接合までは一気に行ってしまいます。8月7日のはベニヤのままだったシェフのデルタモジュールや、月面のようだったAMAHAさんのティンバーモジュールも御覧のとおり。締め切りがあるから何とか完成に持ち込める、さすがKMCの会員です。

 

今回もDCC運転なので、現場でモジュールの接合に合わせて配線をしていきます。電気音痴のボクには何が何だかサッパリですが。

 

しかし、ここでトラブル発生!7日の試運転の時には全く問題なかったヤードのレマコ製ポイントマシンが動かなくなってしまったのです。しかも本線と2級線とを分岐させる一番重要なポイントが。折角つなげたモジュールですが、一旦この部分を切り離して応急修理です。新しいマシンを天賞堂まで買いに行こうと思っても木曜日で休み。しかたなく、あまり重要でない部分のマシンを取り外して、ここに使うことにしました。ホント、何が起こるか判りません。

 

そんなトラブルもありましたが、何とか試運転に漕ぎつけたのは夕方の7時過ぎ。1時頃の設置開始から6時間が経っていました(電源がなかなか供給されなかったせいもありますが)。自慢の車輛をやおら持ち出してテスト運転です。

 

王滝村のイベントでは、まだ完全な状態でなかった「滝越」も、ほぼ満足のいく状態に。アララギさん手製のビール瓶キャリアが泣かせますねえ。また、今回の運転会では、各モジュールに「木曽森林鉄道とは」というような説明ボードを付けたことも特筆に価するのではないでしょうか?勿論いままでのように、各モジュールの説明もあります(しかも現役当時の現場の写真も添えて)。こんなことで、ギャラリーの皆さんが「木曽」に興味を持って頂けたら、というメンバーの気持ちの表れです。





冒頭にも書きましたが、JAMは会期の真っ只中です。ぜひ遊びにお出で下さい。