JAM2005を間近に控えて


今年で2回目の参加となる真夏の祭典JAM。今回は8月19〜21日に開催されるので、直前の予行演習が7日に行われました。今回は「軽便モジュール倶楽部」との合同運転会となりましたが、何せ新しいモジュールが多数なうえ、8の字に配置されたモジュール上を複合運転しようというのですから、メンバーの表情は真剣そのもの。「軽便」の方を見に行く余裕など無いメンバーが殆どでした。新しいモジュールの接合は上手くいくか、DCCで8の字運転は支障はないか等々。チェック項目は山積していました。そんな中から美味しい部分を「直前情報」としてお届けいたしましょう。



 

これが今回のJAMの配線図です。御覧のように8の字に配置され(正確には8の字ではなく、マッカーサーのサングラス型というか8に1本レールを足した形です)、向かって左側が1級線(本線)、右側が2級線(枝線)です。図の上の方の黄色い「坊主岩」で本線から分岐した2級線は、勾配をぐんぐん登り、本線よりも50mm高いレベルを走行します。深谷霊山の沿線を進み、Wオメガを経てヤードに戻ってきます。本線の方は比較的ゆったりしたカーブを進み、大きな滝越のモジュールを目指し、沼駅を経て帰線。中央部分はT字モジュールも含むので、電気配線が複雑でした。

 

いざモジュールを繋げてみると、コントローラーの警告灯が点滅!どこかがショートしています。一旦全配線を外して、ひとつずつ接続していきテスターでチェックしたら、やはりヤード部分の配線がトラブっていました。まだモジュールはスタイロフォームのままですが、まだ10日あります。当日はチャンと木が生えていますので御安心を(ね、シェフ!)。

 

U太さん作のWオメガの空撮。流石に三日間レイアウトのメンバーだけあって、早い・上手い・魅せるの三拍子揃っています。この部分の高低差は50mmです。

 
その地上写真。このモジュールはきっと、ギャラリーの皆さん達の撮影ポイントになるでしょう!


 

どんぐりさんの新作。とは云っても車輛の話。何と彼は5tDLの86号機のヘッドライトを点灯可能にしてしまいました!!白色発光ダイオードを組み込んだそうですが、外観からは全くそれと判らないところが凄いです。もちろんデコーダーも搭載されているので、任意に点滅させることが可能です。あと、B客の屋根裏にはサウンドデコーダーを組み込み、さらに床板にはスピーカーが。車内の椅子もそのままで、これまた外観からはサウンドカーと気づかせないところが凄いです。86号機とペアーにして、ギャロッピンググースのエンジンノイズを谷間に響かせていました。

 

左は権兵衛さんの新作モジュール。300mmモジュールを2個向かい合わせたもので、ゆるいオメガカーブを描いています。まあ、とにかく会員みなさん、お互いに切磋琢磨というか、刺激を与えあって、レベルは向上の一途です。右はkondoura近藤さんの瀬戸川線のイメージ。川っぺりを行く列車がイイ感じです!

 

これはボクの濁川線ですネ。オヨヨ。何故か長者丸さんのDC12が運材列車を!12tもの重量級は通れないんだけどナ。ま、いいか。でも案外サマになってますネ。スノウプロウは当社のパーツを使用(今は品切れです。スミマセン)。

 

緊張した中にもこんなノンビリした光景も。参加希望を表明され今回見学に見えていた西本さんと長者丸さんが何やら。KMCの処世術でも伝授してるのかな?でも兄弟みたいですネ。似てる!右は誰かが持ってきていた「またたびの木」。御神木にでもするのかな?

 

滝越のヤードに憩う99号機。凸型の鬼・栗島さんの作です。鼻先の赤いアクセントがイイですねえ。塗装には苦労したそうですが、その甲斐は充分にあり!




さて、いかがでしたでしょうか?今回ご紹介できなかった見所はまだ一杯あります。御自分の目で「動く木曽の車輛」を見にいらっしゃいませんか?