2005森林鉄道フェスティバルに参加 #3


ここからはKMC以外の模様を御紹介していきます。2日目は一般公開に先駆けて、りんてつ倶楽部の皆さんが我々スタッフを会場に御招待して下さいました。神戸手前さんは持参したモーターカーNo.4を手に「ご対め〜ん」ショットを。カメラを渡された助六氏に何カットも撮らせて色々と注文をしていました(ニコニコしながら(^Q~))。



 

左は132号機。完全に整備されてお目見えです。綺麗ですネ。「保存」されている機関車ばかりを見ていると、この132号機はりんてつ倶楽部の皆さんによってレストアされて幸せ者だな〜と、つくづく思ってしまいます。右は御存知「立山砂防の北陸重機5tDL」。610mmから762mmに改軌されて入線したものです。トルコン付きなので運転が楽かな?

 

趣味界の御重鎮3氏。KMCのメンバーとなった須々木U太氏、RMの名取紀之氏、言わずと知れた西裕之氏。故郷のような木曽谷でとても懐かしそうでした。大型モーターカーのハーフトラックNo.14もお披露目。No.4と並ぶと、こんなに大きさが違うんですネ。

 

KMCのメンバーは代わる代わるモーターカーに乗せて頂き満足顔。模型もイイけど、やっぱり実物も理屈ぬきに楽しいですよね。

 

公民館の前では記念グッズや地元の産物の即売会が開かれていました。記念ピンバッジやマグカップ、ワイン、そして協賛出版社各社の関連書籍なども売られていました。実はこの公民館の前の「王滝食堂」では猪ブタの料理を食わせてくれるので、メンバーはみな猪ブタ丼を食べていました。

 

チョット会場を抜け出して村がやってる「ひだみ」という郷土料理を出してくれるお店へ。ここの名物は「どんぐり」使った「どんぐりもの」。コーヒーやパイ(アップルパイの林檎の部分が、どんぐりで出来た餡子だと思って頂ければ良いでしょう)、羊羹やパンなどがあります。実はウチの女房はどんぐりパイが大好物で、いつも王滝村に行くとお土産を頼まれてしまうんです。これゴマスリの術なり。皮剥き機で加工したどんぐりのアクを抜いて使うそうなのですが、聞くとえらい手間が掛かってるものです。

 

ついで、と云ってはナニですが、ちょっと散策を。去年のイベントには参加していなかった権兵衛さんと助六平蔵さんを案内してあげました。左の橋は松原の先にある鉄橋。まだ結構しっかりしています。「懐かしの沿線探訪ツアー」の参加者は、この橋を渡ったようです。そして瀬戸川線の木橋。もう、今にも崩れそうです。木橋の耐用年数は約30年だそうですから、無理からぬこと。

 

サボってばかりもいられませんから会場へ。公民館では旧上松運輸営林署に勤務しておられた森下定一さんの写真展も開催されていました。今までに公開されたことの無いカットもあったりして、勉強になりました。勉強といえば初日の公開座談会。RMの名取氏が司会をされて西氏がゲスト、そして元王滝営林署に勤務されておられた方々や、やまばと号の運転手だった三浦さんなどが参加されてのものでしたが、やはり経験者のひと言ひと言は新鮮で、目からウロコ状態でした。MANのエンジンを積んだ浅田鉄工所の機関車は、どうも具合が悪くて使いにくかったとか、蒸気機関車の時代のブレーキマンの苦労話(大抵は怖〜い話)とか、普段は聞けないような体験談が次々と出てきました。

 

りんてつ倶楽部さんはOナローの車輛の自動運転も披露。次々と動き出すさまは、楽しかったです。実物だけでなく模型も好きなんですよね。KMCのメンバーと同じ。実物と云えば、今回は大変貴重な図面も多数展示されていました。これは樽ケ沢の橋梁図面ですが、他にも小俣線の図面やウグイ川線の図面などが展示されていました。KMCのメンバーからも「これ作りたいな〜」なんて溜息が漏れていました。

 

さて、いよいよお開きの時間です。数々のイベントをこなしているだけあって片付けるのは得意。実に手際よく片付けてやれやれ。最後にお決まりの記念撮影をして王滝村を後にしました。折りしも愛知万博開催とも重なって、関西方面に帰るメンバーは大渋滞。東京組も中央道のGW大渋滞に巻き込まれ、いずれも帰宅は深夜になったようですが、みな心地よい疲労感と達成感で、良い夢が見られたかな?


 南信濃村からは村議ほかの視察団が来場されており、「是非、遠山のモジュールレイアウトを作って、当地で運転して欲しい」との有り難い御要望も!!
 メンバーの口々からは「うぉー!便が島の連続Sカーブ。うぉー!!」と盛り上がってしまったのですが、誰がやるの?という話になって一瞬シ〜ンッ。まあ、いずれのお楽しみ、ということにさせて頂きましょうよ。