10月9日 会津下館モジュール製作日誌


 今回のモジュールで、実際には無い農業用水をあえて作ったのには、上の写真のような情景を作ってみたかったからなんです。ウチからほど近い蓼川という川なのですが、水草が流れにユラユラと揺られながら、水がゆったりと流れている様は、イイ感じです。水は草が透けて見えるからか結構緑色をしています。

 

 この感じを再現する方法として考え付いたのが、ウッドランドのフィールドグラスを底に接着する方法。一応方向性だけは気を遣いながら、ところどころS字に乱すようにもしてみました。草に着色はしてありません。これが乾いたらデブコンを流し込みます。去年の木曽モジュールに続いて2回目ともなると、案外コツも掴めたようで、恐るおそるな感じにはなりませんでしたが、やっぱり不安ですね。1回目は緑のインクを(写真の状態)、2回目は青のインクを少し入れて、3回目はデブコンのまま透明なものを流し込んでみました。それぞれの実用硬化時間(次の色を流し込める時間)は18時間でした。過去の経験では完全に硬化するのには36時間でしたが、時間が無いのでしょうがありません。このようにして、何回かの作業をしていくと、色に深みが出るというか、斜めから見た時の感じが良くなります。
 この作業だけでも2日半も掛かってしまいましたが、乾燥している間に、ガソ101の説明書作りやら箱詰めの作業が入ってしまったので、ちょうど良かったのかな?