10月8日 会津下館モジュール製作日誌


 さて、プラスターも乾いたし、地面の塗装です。スラットアースを基調にしながら、ところどころは黒を混ぜたものを染み込ませるようにして塗っていきます。この段階の重要なポイントは「過ぎたるは及ばざるが如し」。あまり塗り過ぎないように注意。でも少しやり過ぎたかな?

 

 地面が乾くのを待つ間に、駅舎を仕上げてしまいます。今回使った窓枠や扉は、当社が製造を担当した「軽便モジュール倶楽部」オリジナルのもの。思えば初の1/87サイズのものではないでしょうか?ステンレスのt0.2を使ったため、桟を極力細くしながらも、強くすることが出来たのがミソ。これを使ってみました。また、屋根と鉄橋には「さびてんねん」という処理材を使ってみました。おそる恐る。これは紙でもプラスチックでも、錆びた感じに仕上げられる、というのがミソなのですが、実際に使ってみた感じでは、そうかなあ〜。時間も無いので、まあヨシとしました。

 

 地面が乾いたら、ひたすら草撒きです。ウッドランドのターフをサッサと撒きながら、ところどころにやはりウッドランドのスタティックグラス・フロックを使ってみました。これはイイですね。どんなものかと云うと、鱈の「でんぶ」のようなもの。そう、ちらし寿司なんかに振りかけてあってピンク色してるヤツ。あれみたいな質感です。構内は結構草むした感じに仕上げたかったので、集電の許す限り、これを撒いてみました。畑には古典的手法ですが、千切ったスポンジを置いて、何だか判らない作物に仕上げたり、駅舎には「軽便モジュール倶楽部」オリジナルの「くるまやシールNo.5」を使用。これは優れモノで、沼尻鉄道全部の駅名票や、味っぽい看板なんかが入っています。
 台風が近づいているので窓も開けられず、換気も悪いので、何だか事務所がシンナー臭くなってしまいました。