第11回軽便鉄道模型祭


今年も恒例の軽便祭が10月4日に開催されました。モデルワーゲン祭り 2004に端を発するこのイベントも、もう11年目になるのですね。
 今年は会場もお馴染みの目黒から人形町に移り、心機一転。
 アマチュアの団体によるこのお祭りは、今や国内のナローゲージャーにとって唯一かつ最大の祭典にまで育ち、これを楽しみに飛行機や新幹線に乗って遠方から来られる方も少なくはありません。
 そんな「軽便祭」。残念ながら来られなかった方も、遊びに来られた方の想い出としても、どうぞ御覧ください。
 プロの作品ではない、皆さんと同じアマチュアの方々が作った模型の世界は素晴らしいです(^_-)-☆。



 

 

去年に引き続いて1500長の2台のジオラマ、今回は「簡易軌道モノ」と「頸城モノ」を持ち込む事にしました。
 これは後のハナシなのですが、特に考えもせず、いつもと同じに1800長のテーブルを2本申し込んでおいたのですが、いざ店を広げてみたら、到底乗り切れない事が判明して、急遽あと1本テーブルを用意して貰いました(^-^;;。
 事務局の方々には感謝です!(^^)!



 

地方からの参加ということで、荷物の搬入は前日にさせて貰ったのですが、今回の人形町は日本橋だけあってビルが一杯建ってる中にあり、しかも土日ともなれば人もあまり歩いていないような感じ。
 道もそこそこ広いので、暫くクルマを停めておいても大丈夫な感じでした(^_-)。
 そして、一時置かれた荷物の中にジェットコースターのようなレイアウトを発見*\(^o^)/*。
 畑中さん(足しか見えていないけど)は原点に戻って簡易軌道のレイアウトを製作中らしく、その一部を持って来られたそうです。

 

 

そして当日の朝。
 開場は11時からですが、ボクは8時半に会場に行って机の上に飾り付けていきます(^^♪。
 この会場の中は広くて綺麗な感じ。通路も今までと違って広々としているので、押し合いへし合いという事も無く、ゆったりと楽しんで貰えそうです*\(^o^)/*。
 そういえば、いつも反省してるんだけど、今年も机に掛けるクロスを忘れてしまいました(^^ゞ。何かに書いておかないとダメですネ。




ボクもようやく準備が出来たので、ひと息入れようと外に出てみたら、今回もお客様の長蛇の列・・・。皆さん熱心です(^_-)-☆。
 なので、予定していた11時開場ではなく10時50分に会場するやいなや、ドッと皆さん建物の中に入って行かれました。
 ウチは会場発売の記念製品のような物も無いので、ドッとの第一陣は来られなかったのですが、そのあとジワジワと覗きに来られ、2時過ぎまではてんやわんやでした*\(^o^)/*。

 

軽便モジュール倶楽部の今年のテーマは「尾小屋」だそうで、様々な車両やレイアウトが展示されていました。
 当社は来年から尾小屋を製品化しようと思ってるので、会場でお客様にもその話をして盛り上がってしまいました(^^♪。
 尾小屋っていうのは気動車は3両しか居なかったのですが、寄せ集めの客車が魅力で、しかもそれがHゴム化改造されたりして、独特の雰囲気を持っています(^_-)。

 

このDC121はボンネットの上が塗り分けられていて、イヤな感じですが、キャブフォワードのようにキャブとボンネットをネジ止めするような構造にしておけば、その作業も軽減化されますネ(^_-)-☆。
 メンバーの鵜藤さんが熱心に写真を撮っておられました^\^)。

 

その鵜藤さんの作品がこれ。波佐羅から観音下駅のあたりで索道が上を走っていたのですが、その光景を再現。
 こういった建造物は面倒なもので、とかく敬遠されがちなのですが、本気で取り組んで素晴らしい出来栄えに仕上がっていました!
 全長16.8kmのほぼ中央に位置する金平駅も雰囲気をよく再現されていて、大学時代に何度か訪れた時の事を思い出してしまいました(^v^)。

 

さて、他の方々の展示に目を転じましょう。
 アメリカのナローゲージ・コンベンションでも受賞された事のある管さんの作品です。
 トグロを巻いたような坂道をゆっくりと登って行き、頂上に着くとトンネルの中に消えてしまいますが・・・。
 裏側を見せて貰ったら、山の中に隠された「もうひとつのトグロ」で坂を下って行く構造になっていました(^O^)。
 レイアウトがグルグル回って、車両が目の前から離れないといった作品も作られた管さん。こういったギミックがお好きなようですネ\(^O^)/。

 

左は福岡から参加の長浦さんの作品です。よく見掛けるレール配置ではありますが、彼独特の作風が感じられて、ボクは大好きです)^o^(。
 右は倉林さんのレイアウトから。井笠のジ6が居ますネ(^^♪。彼ともお話をしたのですが、このジ6の良さが判る人というのは、ディープだなあ!ってネ(^v^)。
 ジ6もすっかり自分の世界に取り込んでいるのは流石です!(^^)!

 

新井さんの作品。大きな箱の中に展開する鉱山軌道というのは意外とユニークな発想で、ライティングによって時間まで演出できるようになっています(^_-)。
 色合いも落ち着いていて、実に「らしい」ところが魅力でもあります!
 高山の平田さんはむかし静岡に住んでおられたので、駿遠線には特別な思い入れがあるようで、沢山の車両とモジュールレイアウトを持ち込まれていました。
 このスカ色の車両というのも、軽便では案外珍しい存在でもあるんですよね・・・。

 

そして搬入のときに目にした畑中さんのモジュール。正にジェットコースターのような起伏ですが、チョイと大袈裟ではありますが、道東の方というのはドライブしてても判るほどに意外と起伏があるもの。
 かの有名な「ミルクを飲みにきませんか?」のタイトルカットにインスピレーションを受けての作品、というのも頷けます(^_-)。
 以前作られた簡易軌道のレイアウトは解体して、新しいレイアウトに建物は移築中だそうですので、それの完成が楽しみです(^_-)-☆。

今回、当社のブースでお手伝い頂いたのが山下クン。
 彼はキットの組み立て作業やパイクの製作を生業としている方です。
 その若々しいバイタリティーは、独立開業したばかりのボクを見るようで、20歳も歳が違うのに妙に親近感を覚えています(^_-)。
 彼にとってこの軽便祭でのお手伝いは良い経験になったそうで、今後のお仕事の足しになれば、と期待しております(^^♪。

PS:当日会場で配布した予定品のチラシは、100枚増し刷りしましたので、無くなるまで納品時に送らせて頂きます。