第7回軽便鉄道模型祭


この時期恒例の軽便祭が、今年も目黒のさつき会館で10月2日に催されました。
 今年で7回目になるこのお祭りは、今や国内のナローゲージャーにとって唯一かつ最大(あれ?唯一だったら最大も最小もないか?)の祭典にまで育ち、これを楽しみにしておられる方も少なくないはず。
 そんな「軽便祭」。残念ながら来られなかった方も、遊びに来られた方の想い出としても、どうぞ御覧ください。



前日に搬入

 

当社のように地方から参加するメーカーは、前日に品物を搬入して当日に備えます。
 今までは大きなステーションワゴンで運んでいたのですが、今年になってサルーンカーに乗り換えたので、いつもの定量であるコンテナが5個+1200のモジュールが入るかどうかがチョット心配だったのですが、大きなトランクルームのお蔭で何とか収まってしまいました(^^♪。

 

今回は「ホイットコム作品展」の審査を前日に行う事にしていたので、会場に荷物を運びこんだあと、3時に審査員の西 裕之さんと某所で待ち合わせ。早速審査をして頂きます。
 その審査結果は当社HPでお知らせしたようになりましたが、数は少なめながらもそれだけに力作が揃い、敢えてボクもこの段階まで見ないようにしていたのですが、西さん共々大いに楽しませて頂きました(^v^)。



軽便祭当日

 

会場の使用可能な9時から準備開始です。11時開場なので、時間はあるようで余りありません。しかも、いつも並んで開場を待って下さってる方が多いので、15分ぐらい前にオープンしてしまい、結構慌ただしい時間設定です。
 今回は大会場の舞台の上が木曽モジュール倶楽部なのですが(去年は軽便モジュール倶楽部でした)、ここで講演会も催す予定なので、エンドレスも小さ目です。

 

軽便モジュール倶楽部と個人参加のグループは別室での展示。今回はむしろこちらの方が大きく使えたのではないでしょうか?
 年に一回の大きなお祭りとあって、皆さん張り切っている様子が伺えますネ(^_-)-☆。

 

業販コーナーの方も準備に大わらわです。
 当社は来年リニューアルして発売する予定の「簡易軌道シリーズ」の発表や、新製品の「杉沢」や「能代」の展示を中心にまとめてみましたが、簡易軌道シリーズに対する反響の大きさにはビックリしました(^-^;;。皆さん首を長くして待ってて下さったんですネ!

 

他にはもうじき発売になる「杉沢の2線機関庫」の見本展示や、井笠シリーズの御案内などなど。「杉沢」は前回の「助六の機関庫」と同様に柱の構造も再現した超精密キットなので、それを御自分の目で確かめて頂けたようで良かったです。
 井笠の方は早々と完売になってしまったホジ1〜3へのラブコールに対して、「ホジ101〜102を近々発売する予定です(^_-)。」と発表。早くも皆さんのボルテージが上がってるのを感じました(^^♪。



 

そんなこんなしている内に会場時間が迫ってきました。ふと外を眺めたら今か今かと開場をまってる方が列を作っていました。
 建物に入ってから廊下&階段を登っていくので、結構な人数のようです。
 結局、今回も10時45分にスタート!

 

それからというもの、写真など撮ってる余裕などないので、これらは12時を過ぎてチョット一段落したかな?という時点での撮影。
 でも皆さん朝から夕方までずっといらっしゃる方が多いので(喫茶店で云うと回転率は最悪ですネ(^^ゞ。)、常に会場は混んでる感じです(^v^)。
 木曽モジュール倶楽部のコーナーでは、当社製のキャブフォワードや5tDLなどが運材列車を牽いて行き交う光景に、皆さん盛んにカメラを向けておられました。

 

カメラといえば、「杉沢の2線機関庫」にも盛んにカメラが向けられていたので、もうじき始まる受注はイイ感じかな(^_-)。
 前にも書いたように、舞台の上では3回「けむりプロ」の皆さんによる講演会が開かれ、写真を交えてのベテランらしい思い出話に皆さん聞き入っておられました。



 

では展示レイアウトの方に目を向けてみましょうか。
 流石にモーターを2個搭載した10tや8tのボギーDLは強力で、長大な運材列車を苦も無く牽いている様は圧巻!
 かと思いきや、協三の138号機を全閉ボンネットにした作品も、C客共々なかなか良い味を出していました!(^^)!

 

今回のモジュールレイアウトはスペースの関係から「一級線」とされていたので、助六谷のオメガループなどは含まれていませんでしたが、本線ならではの迫力ある編成が快走する様は、見ていて気持ち良いものでした(^O^)。

 

こちらは軽便モジュール倶楽部のコーナーから。
 最近このクラブは軽便電鉄の面白さに重点を置き、各人が統一された塗色(かつての国鉄交直流電車のような)の電車を持ち寄って走らせています。
「木曽」と違って町並みや家々の工作が伴うので、それがまた別の面白みを醸し出していて、熱心なナローファンの注目を浴びていました(^O^)。

ざっと御紹介をしていきましたが、スペースの関係上から省かざるをえなかった部分も相当あります。
来年もきっと開催されるでしょうから、今度はぜひ御自分の目でその楽しさを実感してみて下さい!