MORIKO- presents
MODELLWAGEN FIESTA 2004



いよいよモデルワーゲン祭りが開催された。−1

好天に恵まれた10月16日(土)〜17日(日)、予定通り東京・中野サンプラザで「モデルワーゲン祭り」が開催されました。その模様を2回に渡ってレポートさせて頂きます。模型の世界は実に狭い。雑誌などでも著名な方々も数多くお見えになっておられました。



 

昨年のKMCサンプラザ公開運転会と同様に、スタッフはサンプラザ前に8時集合。近くのカルタゴサロンとの間をピストン輸送して、大きなモジュールも運び込みました。当日はサンプラザの野外で秋田県の物産市が開かれていましたが、異様なパネルの運び込みに、お店の方々は「なんだこりゃ?」という顔をされていましたっけ。



 

KMCのスタッフは度重なる公開運転会で、設営は慣れたもの。陣頭指揮のkondouraさんを頭に、手際よくモジュールを並べていきました。当社のコーナーは福島工場の大内クン。こちらも阿吽の呼吸で順調に店支度。



 

KMCのモジュールの今回のひとつの目玉は「坊主岩」。ヘアピンカーブでグングン高度を稼ぎ、ここから2級線のモジュールに繋がっていきます。何とか今回の催しに間に合わせてくれたので、まだ植樹はされていませんが、次回の公開運転会では、きっと素晴らしいモジュールに仕上がっていることでしょう。雪景色の下黒沢の補修に余念の無い製作者の小鹿酒歩氏と修羅氏。今回初めて参加した某氏は「外から見るのと中に入って見るのとでは違いますねえ。公開までに様々な準備がされていて、大変だというのが判りましたが、それだけに2倍楽しめました。」と言っていましたが、まさにその通り。同じXXなら踊らにゃ損そん、といったところでしょうか。



 

メールで今まさに作ってる最中なんですけど、どうも間に合いそうもないんです。といった連絡が数名の方々から入っていましたが、キハ04Uの発売が遅れてしまったからか、残念ながら応募作品は少なかった「キハ04コンテスト」の作品も並べられました。会場セッティングの合間を縫って、審査員の松井大和氏も審査に。彼の琴線に触れた作品はあったのでしょうか?結果は追って発表させて頂きます。



 

私たちがKMCとKBMCのグッズを販売します。とうら若いオナゴたちが可愛かったです。60号機が5段ティンバーを渡る光景があしらわれた「特製助六寿司」も好評で、朝飯を抜いてこられる方もあったほど。



 


会場をオープンしてしまうと、てんやわんやになってしまうので、オープン前に当日持ち込まれた新しいモジュールを見てまわりました。こちらは軽便モジュール倶楽部の「トロッコ服部」さんの作品。イイですねえ、この寂れた民家の雰囲気が。彼は当日モジュールを持ってこられ、参加したいんですけどイイですか?と仰られた方。倶楽部代表の畑中さんが「大いに歓迎です」と迎えられて、もうそこからは10年来の友人のように。イイなあ、こういうノリって。服部さんの表情が、楽しさ満喫を表していますよね。



 

軽便モジュールのコーナーから。左は木曽の方でもお馴染みの「くるまや」さんの沼尻・荻窪停車場。彼らしく動くギミックが加えられていて、ターンテーブル状になった板が電動で動くようになっていました。ボクは「モンキーズ」のTV番組を思い出してしまいニコニコ。右は松本から参加された矢島さんの「頚城の情景」。畦道に立ったポプラが、いかにも頚城っぽい感じですよね。クルマの廃車体は、ミニカーを改造したそうで、もとはセダンだったものを、ダットラのように仕上げていました。ウーム、これもイイ感じ。



 

 


軽便モジュールのコーナーから、最後に畑中さんの「頚城・飯室駅」。さすが畑中さんだけあって、小慣れたものです。桜吹雪が舞う情景を見事に魅せてくれています。幹は本物の桜を使ったのでしょうか、実に「らしい感じ」です。